こんにちは、やまたつです。
カナダBC州は今年1月末から、「薬物合法化」の社会実験をしています。
フェンタニル、コカイン、ヘロイン、覚せい剤、MDMAなど、あらゆる違法薬物が2.5gまで合法的に所持することができます。
第2弾書籍『北米からの警告』の第3章で紹介していますが、薬物合法化は抜群の効果が見られています。
過去最高の薬物過剰死を更新する見通しになっているのです。
もしかしたら、「合法化すれば人々の命を救うことができる」ということを真剣に考えていた“大馬鹿”がいるかもしれませんが、そんなわけなく、「もっと薬物を浸透させてやろう」と考えている連中の思った通りになっているので、そういう意味で抜群の効果が発揮されています。
さて、『北米からの警告』でも紹介しましたが、薬物合法化を受け、移動販売車で違法薬物を堂々と、しかも警察署の目と鼻の先で販売するとんでもないヤツが現れていました。
彼の名はジェリー・マルティン。
後に逮捕されましたが、彼の言い分は書籍で紹介していますので、115ページ~131ページをご覧ください。(リンクを下記に張り付けておきます)
マルティンのその後ですが、なんとも言えない結末を迎えていました。
薬物の過剰摂取で亡くなったのです。
しかも報道によると、フェンタニルの過剰摂取が原因とのことです。
逮捕後に移動販売車を没収され、薬中ゾンビが徘徊するヘイスティングストリートに近づくことを禁止されたのですが、そもそも違法薬物の販売をする決意をしたのは兄弟の死が理由でした。
2人の兄弟のうち、ひとりは薬物取引をするギャングに殺され、もうひとりはフェンタニルの過剰摂取で死んでいます。
闇市場で取引される薬物には、フェンタニルを混ぜているものが横行し、それが過剰摂取死の原因のひとつになっています。
2021年の調査では、闇市場で取引されているヘロインの半分以上がフェンタニルを含有していることが明らかにされています。フェンタニルは砂糖一つまみくらいで致死量になるという、かなり強力なドラッグです。
これらの理由で「フェンタニルの混ざっていない、かつ、反社会勢力と関係のない、“安全な”違法薬物にアクセスできるようにすべき」という理由でビジネスを始めたのです(それは政府が“ハームリダクション”政策というので既にやっていますけどね)
結局、フェンタニルで自分の人生の幕を下ろすことになったのは皮肉なものです。
このようなカナダで起きていることを『北米からの警告』で紹介しています。
LGBT問題の行くつく先や、日本で憲法改正議論をするのに決して目を逸らしてはならない問題点などをまとめてありますので、ご興味ある方はご一読ください。
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