こんにちは、やまたつです。
アリゾナ州が騒がしくなってきました。
州知事選挙の結果を争う裁判に関して大きな動きが昨日ありました。
詳細は昨日の記事をご覧ください。
さて、今日はアリゾナ州司法長官選挙の結果を争う裁判に進展が見られました。
共和党のアブラハム・ハマデ候補は民主党のクリス・メイズ候補に、たったの511票(0.02%差)で民主党側に軍配があがったことになっています。
現在再集計が実施されていて、22日(木)ころに完了すると見られています。
昨日、この裁判の棄却申し立ての可否の裁判があり、その判決が先ほど出ました。
カウント1~4は裁判で争い、カウント5は棄却されました。
1.カウント5:期日前投票の不適切な承認作業
選挙運営にマニュアルに従った署名確認作業等がされていないことを訴えていましたが、棄却されました。
理由は、「時効のため」ということでした。
2019年の判決以来、期日前投票の選挙マニュアル違反は選挙前に提訴すべきとされています。
裁判ではなんでもかんでも裁判で取り上げるわけではなく、『タイムリーかどうか』ということも判断材料に入ります。
では、裁判で争われることになったカウント1~4を簡単に紹介します。
2.裁判で争われること
裁判所はカウント5は棄却しましたが、1~4は裁判で取り上げるに十分と判断しました。
カウント1:暫定票・期日前票を誤って無資格(無効票)にした
カウント2:暫定票対象者を誤って除外した
カウント3:不正確な票の複製作業
カウント4:不適切な“Adjudication”(裁定)作業
3.予備知識
アリゾナ州の投票の仕組みを簡単にまとめます。
まず投票所に行ったら、“ポールパッド”で有権者情報の確認をします。
情報と合致すれば、『チェックイン』したことになり、投票用紙を印刷し、有権者に渡します。
重要なこととして、チェックインをした時点で、ポールパッドには『投票済み』という履歴が残ります。
マリコパ郡では投票機器が大量にポンコツ化しましたが、ポールパッドは問題ありませんでした。投票用紙も問題なく印刷されましたが、最後に投票用紙を読み込むことができなくなっていたのです。
ですから、ひとまずチェックインだけを先に済ませ、機械の修復を待つ人もいました。
『チェックアウト』をすれば、別の投票所で投票することができましたが、大問題だったのが、現場はチェックアウトのやり方を教えられていなかったのです。
投票しなかった人をチェックアウトをすることは明確にアリゾナ州法に規定されています。
チェックアウトをせずに、または、やり方がわからずに選挙スタッフができないまま、別会場に行く人もいて、その結果別会場では投票拒否されるケースも報告されています。
なぜなら、チェックアウトをしていないので、別会場の人からすると、多重投票を目論む悪者かどうかの判別ができないからです。
マリコパ郡委員長のビル・ゲイツ(金持ちメガネではないカネなしメガネなし)は選挙日に3つの選択肢があることを有権者に呼びかけていました。
①投票機器の復旧を待つ
②“ドア3”に入れる(マリコパ郡本部で郵送投票として集計される)
③別会場に行く
の以上3点でした。しかし、この指示には2つの欠陥がありました。
4.マリコパ郡委員長発表の欠陥
マリコパ郡の発表では有権者は3つの選択肢があるということになっていましたが、本当は5つの選択肢がありました。
①ポンコツくそガラクタゴミ投票機器の修復を待つ
②“ドア3”に入れる
③障害者用の投票支援機械(紙ではなく完全電子投票)を使う
④印刷された投票用紙を破棄し、『チェックアウト』した上で、別会場で投票
⑤郵送投票が手元にある場合は、『チェックアウト』した上で、期日前投票として投票
1つ目の欠陥は③と⑤の選択肢はマリコパ郡の発表になかったことです。
この件は100歩譲っていいとしても、大問題なもう1つの欠陥が、『チェックアウト』です。
マリコパ郡の当初の発表ではチェックアウトをすることに言及していなかったのです。
現場はやり方が分からなければ、必要性も分かっていなかったので、結果として混乱が生じました。
また、チェックアウトできていなかった人は通常の投票用紙ではなく、『暫定票』が渡され、投票することはできた人もいましたが、暫定票は集計の対象にはなりませんでした。マリコパ郡だけで1942票の暫定票が無効票にされています。司法長官選挙の得票差は511です。
これらがカウント1・2で争われます。
5.カウント3:不正確な票の複製作業
投票用紙に何らかの問題(傷・汚れ・折れ)あり、スキャナーが読み込むことが出来ない場合、投票用紙の複製作業が行われます。
必ず2人以上の別々の政党からの監視の下、オリジナル票を別の票に書き写す作業が行われます。
2020年選挙では、この複製作業で写しミスが0.37%あったことが分かっているため、今回の選挙でも問題がなかったかの追及がされるようです。
これに関しては、監査要求の1つだと思われます。
6.カウント4:不適切な“Adjudication”(裁定)作業
投票用紙はスキャナーで読み込まれ、自動的に集計されます。アメリカの選挙はマークシート形式になっています。Adjudication「裁定」は投票用紙を読み込むことはできたけれども、なんらかの要因でマークが読み込めず、『投票用紙は認識しているけれども、投票先が不明』というときに行われる作業です。
投票先の読み込みができなかった場合、自動的に選挙管理用PCにデータが送られ、パソコンの画面上でスキャンされた画像を確認し、どこに投票されていたかを裁定します。
このAdjudication「裁定」は監視の目を盗むことができれば、適当に全ての票を好きな候補に入れることができます。
2020年選挙ではコロナを言い訳にそーしゃるでぃすたんすが叫ばれ、監視員が遠ざけられていましたね。
今回の中間選挙のアリゾナ州では約15%の投票用紙がうまく読み込むことができず、Adjudication「裁定」が行われていました。
この作業が適切に行われていたのかも争われるようです。
7.今後の予定
明日12月21日12時までにマリコパ・ピマ・ナバヨ郡で限定的な検査の実施に関する意見をまとめ、決裂した場合は16時までに裁判所に書面で報告をすることが命令されています。
また、裁判は12月23日9時から開かれることも命令されました。
カリ・レイク州知事候補の裁判もありますし、騒がしいクリスマスになりそうです。
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